顔にシミができるメカニズムとメラニンの働きとは?

 

シミといえば、紫外線による色素沈着といった簡単な知識は多くの方が持っていると思います。

 

しかし、それだけの知識ではシミに対するケアを正しくできません。

 

逆にお肌トラブルが起きる危険性もあるので、シミができるメカニズムを知り正しいケアを行い、お肌へのトラブルを減らしましょう。

 

表皮を構成する層とは?

 

シミは表皮細胞(ケラチノサイト)や色素細胞(メラノサイト)などからなる厚さ0.1〜0.3ミリという薄い薄い表皮の中で発症します。

 

このごく薄い表皮は4つの層に分かれていて、1番下の基底層にあるメラノサイトがメラニン(シミのもとになる)を生成します。

 

表皮の1番上は角質層

角質ケア法で一般的なのは、余分な角質を取り除くことにより潤いのあるお肌にするというものです。
しかし、この角質ケアの方法を間違えるとシミの原因になってしまうんです。

角質は決して肌に必要ないものではありません。

角質層は外部の刺激からお肌を守る役割をしていますので、角質を過剰に取り除いてしまうのはお肌トラブルのもとになります。

 

2番目は顆粒層

顆粒層は、細胞脂質中にケラトヒラリン顆粒というガラス状の粒が多く存在しています。
これにより、紫外線の入る進行方向を変え肌の奥へ浸透するのを防ぐことができるんです。
また、NMF(人間が本来持つ皮膚の保湿成分)や細胞間脂質などが生成されています。
顆粒層は角質層同様に外部の刺激からお肌を守ります。

 

3番目は有棘層

有棘層は、表皮の中でも1番厚い層で有棘細胞が10層ほど重なってできています。
ここでの役割は、お肌に栄養を与えたり老廃物の交換です。
また、ランゲルハンス細胞という細胞があり自己防衛機能があります。
これには基底層で生成されたメラニンが含まれていて、紫外線の透過を阻止します。

 

最下層は基底層

基底層は、お肌のターンオーバーを開始する重要な役割を持っています。
ここでは、新しい細胞が次々に生成され、上の3層に送られます。
また、基底層の細胞間にはメラノサイト(メラニン生成細胞)があり、紫外線などからお肌を守るためにメラニン色素が生成されます。

 

シミの原因とも言われるメラニンが紫外線からお肌を守る?!

 

通常、メラノサイトは紫外線などの刺激によってメラニンを生成します。

 

これの役割は表皮細胞にバリアゾーンを形成し、肌細胞が紫外線の刺激を受けないようにします。

 

では、紫外線からお肌を守るためのメラニンなのにシミになるとはどういう事?

その理由を簡単にいうと、過剰に生成されたメラニンが色素沈着を起こしシミとなって残ってしまうからなんです。

具体的なメカニズムを説明

 

紫外線などの刺激で表皮細胞(ケラチノサイト)刺激

プラスミン(メラノサイト活性因子)がメラノサイト伝達

チロシン(神経伝達物質の原料)がチロシナーゼ(メラニン生成酵素)の作用によりメラニン変化

生成されたメラニンが表皮細胞(ケラチノサイト)に過剰に蓄積されると色素沈着を起こしシミになる

 

生成されたメラニン色素は通常、ターンオーバーにより排出され色素沈着を起こすことはありません。

 

しかし、紫外線などの刺激を過剰に受けることでメラニン色素も過剰に生成されてしまいます。

『紫外線の過剰な刺激=メラニン色素が過剰に生成』と覚えておきましょう。

 

また、メラニンは紫外線の刺激の他にもお肌への摩擦でも生成されるので、洗顔なども気を付けなければなりません。
洗顔は泡で優しく包み込むように洗うのがベストです。
そして、お肌のターンオーバーを正常に保つためには生活習慣を見直す事も大切です。

 

メラニンの働きとターンオーバーを正常にすることが色素沈着を抑えシミ予防に繋がります。